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ATX電源を自由にON/OFFできるワイヤーハーネス

実家の電子部品置き場で探し物をしていたときにたまたま出てきたので紹介してみようと思う。

ATX電源の24ピンコネクタに挿して使うワイヤーハーネス。

市販の、ATX24ピン用延長ハーネスを半分に切って、レセプタクルがついているほうにスイッチをはんだ付けしただけのもの。切りっぱなしにした電線を剥いて、好きな回路をつなげて使う。
こんなの、簡単すぎて工作とは言えないかもしれない。

このハーネスの良いところは、「ATX電源本体に傷を付けずに済むこと」と「安全・確実にATX電源を繰り返しオンオフできること」。
たとえば、電源本体から出ている電線を切って、元々ついていたコネクタの代わりに何か他のものをつなぐような加工をすると、ATX電源を本来のPC用電源として再利用するのは難しくなる。また、24ピンコネクタのPS_ON端子を銅線などでGNDに落とすという簡便な方法もあるが、接続の確実性は低く、オンオフを切り替えるのも手間である。
このようなハーネスを作れば、既存のATX電源に傷を付けないまま、自由にATX電源をオンオフして好きな用途に使える。

ATX電源はなにかと便利で、3.3V、5V、12Vと、電子工作で頻繁に使う電圧を1台で出力できる。扱える電流容量もなかなかのもの。大電力を扱うような電子工作では重宝する。