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BD-H51 光学ドライブの故障は持病か?

実家のシャープ製ブルーレイディスクレコーダー「BD-H51」を修理しようと試みています。

2012年製の本機は、様々な部分が老朽化しており、BDドライブが自然故障してCD/DVD/BDを読み込まなくなったのが最初の故障です。その後の2018〜2019年ごろ、ファンが経年劣化により回転しなくなったことでエラーを吐いて電源が落ちるようになりました。これを機に、使用をやめてテレビラックから撤去、押し入れに数年間しばらくしまい込んでいました。

ブルーレイやDVDを観れたらいいなと、最近修理に着手したわけですが、HDDが”張りつき”によりランプからプラッタにロードできなくなる症状もその後発生(衝撃を与えると治りましたがなんとなく不安です)。

満身創痍なBDレコーダーですが、ファンとHDDは荒療治によりなんとか復活。ファンに関しては、軸を引き抜いてカピカピのグリスを拭い、タミヤモリブデングリスを注入して再び組み上げるという、ファン屋さんが見れば泡を吹いて倒れそうなやっつけ仕事で直しました。場当たり的な修理なのはわかっているので、限界が来たら交換するつもり。

最後まで修理できなかったのがBDドライブ(パイオニア BDR-L07SH-XP)です。スピンドルモーターやシークモーターは動作しますし、対物レンズも動いているのですがディスクを全く読み込めません。CD/DVD/BDの3種類のディスクが読み込めるはずなのですが、いずれも全く読み込めません。ドライブを酷使していたわけではなく、BDについては1層ディスクを延べ10枚分ほど書き込んだだけ。DVDはレンタル作品を平均して月に1〜2度ほどのペースで鑑賞していたように思いますが、CDに至っては、ほぼ全くと言っていいほど読み込み歴がありません。そんなわけで、レーザーダイオードやフォトダイオードなどが経年劣化したとは思い難いです。

思い当たるのは「ホコリ」です。ドライブの前面パネル付近はホコリで激しく汚れ、ドライブ内にもホコリが侵入していました。しかしながら、ピックアップ部は至って綺麗で、ピックアップの内部の光学系がホコリで汚染されたようには見えないことから、ホコリによる故障とも断定できません。これ以上の原因究明は難しそうなので、一旦ここで投了。

さて、ヤフオクでシャープ製BDレコーダーに適合するBDドライブを探していたのですが、BDR-L07SH-XPの出品を見ているとジャンク品の出品が多いです。動作確認していない出品もありますが、私の手元にあるものと同様、ディスクを全く読み込まなくなったものを出品しているケースも目立ちます。

後継ドライブと思われる、BDR-L08SHB-XPを調べてみると、こちらは動作確認が取れている出品の割合が多く、動作品の相場も少し安くなっています。来月あたり、お小遣いに余裕があれば買うかも...。

ところで、BDR-L07SH-XPのほうがジャンク品が多いのはなぜでしょう?年式が古く劣化が進んだ製品が多くなっている可能性もありえますが、L07SHに欠陥や弱点があり一部の部品が故障しやすい、つまりディスクを読み込まなくなる持病を抱えている、という可能性は指摘できないでしょうか。
あるいは、ドライブ自体がホコリの侵入を許しやすい構造になっているとか、さらにはドライブではなく本体側のエアフローに問題があった、などという可能性も無きにしもあらずですが。

原因がわからない故障、というと腑に落ちないので、分からない原因ほど詳しく突き止めたくなってしまうのが私の悪い癖。そんなわけで光学ドライブ全般の劣化要因などをここ最近考えていたところなのですが、機種固有の持病というところになんとなく着地しそう?なのは少し意外でした。