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日常の記録から技術メモまで

3.5"フロッピーディスクに32MBのデータを記録する技術があったらしい

個人的に磁気記録技術に興味があるのと、フロッピーディスクのような少し古いメディアが好きなので興味本位で調べていたら、パナソニックがかつて製造していた「スーパーディスクドライブ」で、FD32MBというフォーマットを実現していたのを知りました。なんでも、3.5インチの2HDフロッピーディスクに32MBものデータを記録するらしく。記録メディアマニアとして、ちょっと興奮しました(笑)。

3.5"フロッピーにもいろいろフォーマットはあるのですが、最も一般的な2HD形式のフロッピーディスクは、わずか1.44MBのデータしか記録できないことで有名です。ですが、かねてより、磁気ディスクとしての物性面での記録容量の限界はもっと先にあるのでは?と思っていました。この32MBという数値を見て納得。おそらくこれが実用上の限界に近い記録容量だと思います。

(注.以下は1時間でやっつけで書いた殴り書きなので誤った記述もあるかもしれません)

フロッピーディスクの容量はなぜ小さかったのか

「開発当時は大容量だった」と一言でいえば終わる話かもしれませんが。古い規格が普及したまま、なかなかアップデートされなかった、という観点が一つ。これには理由はさまざまあると思いますが、多くを語れるほどの知識は残念ながらありません。

もう一つは物理的な話です。磁気ディスクの容量を決めるのは、一般にトラック密度と線記録密度という2つのファクターです。
トラックとは、記録ヘッドの軌跡が描く線のことで、データはトラック上に記録されます。トラックが細ければ細いほど、またトラック同士の干渉を避けるための空隙(ガードバンド)が細いほどトラック密度を上げられます。
線記録密度とは、トラック上に並ぶビットの、長さあたりの密度のことです。デジタル磁気記録では、磁性体上の磁極の向きによって0と1を表現していますが、この密度を高めることができれば、トラックの長さあたりの記録密度を向上できます。

トラック密度を向上するにあたっては、記録・再生ヘッドの小型化や、ガードバンドの縮小とともに、ヘッドがトラック上を適切に追従(トラッキング)する必要があります。
トラック幅が狭くなればなるほどトラッキングはシビアになります。特にFDDの場合、ドライブから記録メディアを脱着可能であることから、ドライブごとの個体差やディスクの偏心などが影響してしまいます。
同じリムーバブルディスクである光ディスクの場合は、高密度で渦巻状に記録されたトラックをレーザーが正確に追従するためのトラッキングサーボ技術が採用されています。それに対して、同心円状にトラックが形成されるFDDには、こうしたサーボ技術が備わっておらず、オープンループ制御のみでトラッキングしていたことから、トラック密度の向上が難しかったと思われます。

また、線記録密度の向上にあたっては、S/N比の低下が問題となります。根本的な解決には磁性体の微細化が必要となり、線記録密度をそれ以上向上できなくなった時点で、ディスクの物性としては限界が訪れたことになると思います。

記録容量向上のためにFD32MBでやったこと

従来と同じメディアを使用しながら、記録技術の変更のみによって22倍もの記録容量向上を実現するために何をやったのか、まずは箇条書きでまとめてみます。

・読み取りヘッドの微細化(8μm)に加え、トラックの重ね書き(現在のSMRに通じる技術)によりトラック本数を9倍に
・当時HDDで実績のあったPartial Response Maximum Likelihood法により線記録密度を2倍に
・ゾーンビット記録により、外周部から内周部まで線記録密度を一定にし、記録密度を1.4倍に
・誤り訂正技術、トラッキングサーボの導入

様々な技術の組み合わせによって爆発的な記録容量向上を実現しているわけですが、中でも一番の目玉はトラックの重ね書きだと思います。記録ヘッドの微細化は行わず、125μmと旧来のサイズの記録ヘッドのまま、読み取りヘッドだけを微細化しています。非常に太いヘッドで重ね書きをして微小なトラックを作るイメージです。必要最小限のトラック幅を残し、ガードバンドさえもなくしてしまうことで、トラック本数を9倍にも増やすことができました*1

ハードディスクにおけるSMRをご存知の方であればお察しでしょうが、重ね書きをすると記録密度と引き換えにランダムアクセス性が犠牲になります。本来磁気ディスクは任意のセクターを任意の順序で読み書き可能な、ランダムアクセス性のある記憶媒体です。しかし、重ね書きをすると、その次のトラックが上書きされてしまいます。上書きされたトラックを書き直すと、その次のトラックが上書きされる、というように、ランダムな上書きが非常に難しくなります。

現在の実用的なSMRハードディスクでは、メディアキャッシュやSMRバンドといった概念によりランダムアクセス性を改善し、さらにドライブ自身がデータの配置を積極的に管理しています。

しかし、FD32MBではドライブやOSがデータの読み書きを高度にサポートすることなく、書き込みは追記のみ、上書きは不可能で全体消去のみ*2Windows標準のエクスプローラーでは読み取り専用と、無理な高密度化のしわ寄せによって使いにくさが目立っていたようです。

消えていったリムーバブルディスク規格

ドライブが爆発的に普及したことに伴い、フロッピーディスクは一時期リムーバブルメディアのデファクトスタンダードに上り詰めましたが、容量が小さく不便であることはもはや明らかでした。90年代以降、フロッピーに代わるリムーバブルメディアを目指したディスク規格が競うように生まれました。PDやMO、Zipなど*3とともに、パナソニックのスーパーディスクも、当時競うように誕生したリムーバブルディスク規格の一つでした。

初期投資としてわりあい高価なドライブを購入する必要のあるリムーバブルディスク規格は、根付かずに消えていったものが非常に多く、成功例はCDやDVDなどごく少数にとどまるといって良いと思います。

2010年ごろになると、リムーバブルメディアの主役の座はUSBメモリーにほとんど奪われ、2020年代のいまでは、クラウドストレージによるファイルのやり取りが盛んになり、リムーバブルメディアの活躍の機会さえぐっと減ってしまいました。

参考文献

この記事を書くためにおもに情報源にした記事です。

松下、2HD FDで32MB記録できる次世代スーパーディスクドライブ - PC Watch

元麻布春男の週刊PCホットライン 2HD FDに32MB記録できる新スーパーディスクドライブ - PC Watch

News:3.5インチFDの容量を22倍にアップ──松下寿の「FD32MB」技術 - ITmedia

You might also like:

私と同じ興味を持つ人に刺さりそうな記事たち。

・セラミックアーカイブス 磁気ヘッド(フェライトhttps://www.ceramic.or.jp/museum/contents/contents/pdf/2007_5_01.pdf
FDD用磁気ヘッドについての解説記事。ここまで詳しく解説した記事は他に見つけられませんでした。

・技術の系統化調査報告「フロッピーディスクとドライブの技術と
ビジネス発展の系統化調査」 https://sts.kahaku.go.jp/diversity/document/system/pdf/124.pdf
この記事を書いてから見つけたのですが、気になっていたこと以上の情報が記されていて感銘を受けました。

情報機器と情報社会のしくみ素材集 1508 フロッピーディスクドライブのしくみ
FDDの仕組みをアニメーションで解説したもの。消去ヘッドの役割などが分かりやすいです。

*1:このような「重ね書き」技術は磁気テープ分野では以前から使われていたそうですが、磁気ディスクでの実用化はFD32MBが初めてではないかと推測します

*2:ファイルシステム的な疑似消去はサポートされていたようです

*3:中でもリムーバブルメディアを主力事業とするIomega社がこうした製品群を多数リリースしていたことが知られています

PDドライブの修理(Panasonic LF-1005J)

研究室で見つけた、PanasonicのPDドライブを修理しました。型番はLF-1005Jで、SCSI接続の内蔵型5インチドライブです。今では貴重なPDドライブ、実用品としては役目を終えているでしょうが、骨董品としては価値があるように思います。

ベルトが切れてトレイが開閉できなくなっています。ベルトを使った機器にはよくある故障で、他の部品に溶着していなければ簡単に修理できます*1。早速分解してみます。

上蓋とフロントパネルを外すとこのような構造になっています。ピックアップと、シーク用のステッピングモーターから伸びるフレキケーブルが接続され、さらにトレイの開閉を検知するマイクロスイッチを搭載したフレキシブル基板が鉄板の上に載っています。フレキシブル基板からはケーブルが左右に伸び、最下層のメイン基板へと繋がっています。
鉄板には、トレイの開閉状態を拾うための白いアームが載っていますが、トレイを取り付けるときにアームの位置を間違えるとトレイが開閉できなくなるので要注意。(上の写真はまちがいで、トレイを閉めた状態で下の写真の通りになるのが正解です)

トレイの開閉を検出するアームの位置に注意-この写真の通りに取り付ける

中蓋を外した図。トレイとピックアップがあらわに

中蓋を外すとトレイとピックアップが現れます。この状態でディスクを入れて、正常に読み込みができることを一応確認しておきます。

トレイを外すと、トレイ開閉用の駆動機構が丸見えになります。ゴムベルトは直径25mmで0.95mm角のものを選びました。縫いもの用の糸などをプーリーに巻き付けると寸法を大まかに調べられます*2
ベルトを交換したあとは逆の手順で組み立てるだけです。簡単ですね。

本機に限らずどんな製品でもそうですが、初めて分解する時が一番苦労しました。構造を理解せずに闇雲に分解すると破壊して原状復帰が困難になることがあります。古い製品では分解時に無理な力を掛けて樹脂パーツが割れたり、緩まないネジを無理に緩めようとしてナメてしまうことがあります。
本機の場合、基本的にはフロントパネルをまず外して、あとは上から外していけば大丈夫でした。左右のフレキケーブルはマイナスドライバーでこじって外しましたが、正しい外し方かわからず不安です。

というわけで、修理に成功し、トレイを開閉してディスクを読み込んでいる様子の動画ツイートを載せておきます。

肝心のPDディスクですが、研究室に残存している気配はなく、個人的に入手する予定もありません。CD-ROMドライブとしては使えそうなので、暇なときに動作確認してみようかなぁ。

*1:加水分解したベルトが皮膚につくとどんなに洗っても落ちないので、素手で触らずにピンセットやラジオペンチなどで取り除くのがコツです

*2:紺のミシン糸が手元にあったので使ってみましたが、紺色だとマジックで印をつけられないので白い糸がおすすめです

東芝 DVD-R/RWドライブ SD-R5002 分解日記

SD-R5002は、東芝が2000年代初頭に製造した、初期のDVD-R/RWドライブです。DVD-R/RWへの読み書きと、CD-R/RWへの読み書きが1台で可能です。それ以前にも、DVDの読み取りとCDの読み書きができるドライブがありましたが*1、DVDとCDの両方に書き込みができるドライブとしては本機が最も初期の製品にあたります。

我が家にはSD-R5002が1台秘蔵されています(写真中段)。もともとメルコ(現バッファロー)の外付けDVDドライブに内蔵されていたもので、当時はWindows98SEのPCにつなげて使っていました。外付けケースは分解して捨ててしまいましたが、内蔵されていたドライブは今も保管しており、ATX電源などにつなげば動作します。I/FはもちろんIDE (ATAPI)。CD/DVDともに全く問題なく読み書き可能です。

性能について少し言及すると、プレスのCD-ROMは40倍速、プレスのDVD-ROMは12倍速で読み込み可能であり、読み込み速度は今でも十分実用的な速さです。私の記憶の限りでは、書き込み済みのCD-RやDVD-Rでは少し速度が落ちたと認識しています。このあたりは昔のドライブならではでしょうか。
書き込み速度は特にDVDにおいて低く、DVD-Rで2倍速、DVD-RWで1倍速と、現役で使うには物足りない性能です。また、セッションクローズしていないDVD-Rは読み込みも2倍速に律速していました(笑)。
静穏性は十分で、スピンドルモーターの音やディスクの風切り音などをよく抑えられていると思います。ただしトレイの開閉は後述する通りやかましいです。

中身が気になるので分解してみましょう。

ケースを開けるとこのようになっています。ドライブのメカ、トレイを挟んで、クランプが上に載っています(写真では外していますが、ネジ2本で留まっています)。
クランプは、ディスクをスピンドルモーターに押し付ける部品です。現在のドライブでは生産工程の簡略化のためか、クランプがケースと一体化されていたりします。クランプが独立した部品になっているのは古いドライブならではだと思います。

クランプを外すと、スピンドルモーターやピックアップユニットが見えます。
この頃にはすでに1つの対物レンズで2波長、CDとDVDの両方に対応していました。
トレイは縦置き設置に対応しており、12cmディスクを引っかけるための爪があります。また、8cmディスクを置くための溝も切ってありますが、縦置きした場合は8cmディスクを置けません。この辺りの仕様は、今の5インチ光学ドライブと大差ありません。

裏返すとこのようになっています。
プリント基板は前側と後側に分かれており、これも今の光学ドライブと大差ない設計です。ICなどが載っているメインの基板はサイズが大きく、部品点数も多いように見受けられます。

トレイを外した表側。
トレイを駆動するモーターはベルト・プーリーではなく平歯車によって減速しています。(写真ではモーターを外しています)ベルトのゆるみや加水分解が生じず、ベルト駆動と比べて長寿命ですが、「ウオーン」とにぎやかな音を立てます。
また、非常に特徴的なのがピックアップユニットの駆動方法です。多くの光学ドライブではステッピングモーターを使ってリードスクリューを駆動しますが、このドライブでは、DCモーターを歯車で減速し、ラックアンドピニオン機構を用いて前後動を生み出しています。磁石とホール素子を用いて歯車の回転を検知するほか、がたつきを減らすためにシザーズギアも使われています。凝ったつくりです。

ピックアップユニットの拡大。ピックアップユニットは大きく「ごつい」印象です。金属のダイカストのような部品が気になりますが、レーザーダイオードの放熱のためのヒートシンクでしょうか?

ここまでドライブを分解してきましたが、逆の手順できちんと組み立てて動作確認できました。年季の入ったドライブですが大事にしたいと思います。

おまけ。前面のベゼルです。メーカーロゴもなく、シンプルでどのPCに取り付けても似合うデザインですが、意匠性があってとてもよい見た目です。
茶色く日焼けしているところは、もともと外付けドライブだった時代にアクリルの窓があった場所です。白って日焼けしちゃうんですよね...。

*1:このようなドライブはコンボドライブと通称されていた

SHARP BD-H51 BDレコーダー修理完了!

以前の記事でも触れたシャープBD-H51を修理しました。

故障の内容としては、BD/DVD/音楽CDがいずれも全く読み込めないというもの。かれこれ5〜6年以上前から、光メディアの読み込めない「ハードディスクレコーダー」に成り下がっていました。
ヤフオクで中古のBDドライブを落札して換装。名実ともに「ブルーレイディスクレコーダー」に戻りました。

もともとついていたドライブの型番は「BDR-L07SH-XP」でしたが、同じ型番の中古に換装しても故障が再発しないか不安だったので、互換性のありそうな別の型番のドライブを手配しました。「BDR-L08SH-XP」が約3000円で入手でき、問題なく動作しました。録画の可否はまだちゃんとチェックできていませんが、再生は完璧にこなせており、すごくホッとしてます。

この2つの型番はマイナーチェンジで大した違いは無いのではと思っていましたが、プリント基板のレイアウトが変更になっていました(細かいところまでは見ていませんが)。
素人の憶測の域を出ませんが、故障が多くて改良が入ったのかなぁ、という気がします。

オープンソースカンファレンス福岡でラズパイをもらった話

もう半年近くも前の話になりますが、オープンソースカンファレンス2023福岡でRaspberry Pi 4Bを頂いてきました。

カンファレンス終盤のLT枠で若者向けのじゃんけん大会があり、景品としてT.Kabu様より頂いたものになります。本当にありがとうございます。

私が今回頂いたものは、Raspberry Pi 4Bの4GBモデル。USBストレージからブートできるように予め設定されていました。本体の上にはGeekworm X735 V2.5が付属してきました。また、ラズパイ・HAT一式のほかに説明書きの入った封筒も頂きました。

Geekworm X735を詳しく

今回いただいたラズパイにはGeekworm X735がついてきました。電源管理機能と、ファンコントローラーと冷却ファンを搭載した多機能なHATのようです。電源スイッチが搭載されており、ケーブルを繋いだまま電源をオンオフしたり、シャットダウン後に自動で本体への電源供給を停止したりできます。Raspberry Piを使ったことがある人なら、OSをシャットダウンしても自動で電源が切れないことをご存知でしょうが、これを改善するのがGeekworm X735というわけ。

また、冷却ファンが搭載されており本体の放熱を助けてくれます。ファンコントローラーのおかげで非常に静かに動作してくれます。

https://wiki.geekworm.com/X735 を見ながら、電源管理やファン制御に関するスクリプトをインストールする必要があります。見た感じそこまで大規模なプログラムではないようなので、プログラミングが好きな人は自分でプログラムを書いたりsystemdで管理できるようにしてもいいのかも。

セッティングしてみる

今回いただいた一式を使うためには、映像出力ケーブル、USB電源、ストレージ、キーボードなどが必要でした。

Raspberry Pi 4Bから映像出力端子がMicroHDMIに変更になりました。MicroHDMIケーブルを所持していなかったので、フルサイズのHDMI端子に変換するケーブルをヨドバシで調達してきました。

USB電源については、スマホの充電に使用していたdocomoのACアダプタ06を使用しました。出力電圧が高いのか、負荷を掛けても安定しているので採用。

ストレージについては、MicroSDの手持ちが一枚もなく、どうしようかと迷いましたが、手元にUSB接続のSATA SSDが転がっていたのでこちらを使用。速くて快適です。

Raspberry Pi 4Bで遊んでみる

私は過去にRaspberry Pi 3Bを少しだけ触ったことがありましたが、Raspberry Pi 4Bを触るのは全くの初めてでした。なんとなく「昔のラズパイより性能がすごく向上しているんだろうなあ」という印象がありましたが、具体的な性能がどれくらいなのか全く知りませんでした。

ひとまず、Ubuntu Desktopを入れてみて、GUIがどの程度使えるのか試してみました。しばらくブラウジングをしてみましたが、動画の再生は非常にスムーズな一方で、Basemark WebでストレスをかけるとOS全体が固まってしまったり、あまり安定していない感触がありました。

Ubuntu DesktopのかわりにRaspberry Pi OSを入れたところ、GUIも安定して動くようになりました。UbuntuよりもRaspberry Pi OSのほうがRaspberry Piのハードウェアによく最適化されており、面倒な設定やトラブルなく動作するように思いました。
ただ、GUIに関してはすごく快適というわけでもなく、GUIを活かした面白い遊び方を思いつくわけでもなかったので、結局Raspberry Pi Liteを入れて、他のPCからSSHでログインして使うようになりました。

それから、hostapdを入れてラズパイの無線モジュールをWi-Fi APにしてみたり、Raspberry Pi OSのかわりにOpenWrtを入れてみたり...。Wi-Fi周りは色々遊んでみたのですがあまり性能は芳しくなく*1、結局今は普通にRaspberry Pi OS Liteを入れて有線LANに挿して、無線は止めた状態で使っています。

Raspberry Piの現状

しばらく前まで、Raspberry Pi自宅サーバーの監視をしようと色々試行錯誤してました。Dockerを入れて、ZabbixとGrafanaをDocker Composeで建てています。ですが、建てるだけ建てて、これから設定をしようという所で放置してしまいました。今はZabbix Agentでlocalhostの監視ができるようになった所で止まってます...。またその気になったら続きをやろうと思ってます。

GPIO周りの実験にはとても便利に使っています。Raspberry PiでPPPサーバーを建て、別のマシンからUART経由でPPPサーバーにアクセスしてインターネットに接続するという少し変わった実験をしてみたりしました*2
これはそのうち記事にまとめる予定。

最近は、gpiodを使ったHD44780互換のキャラクタ液晶の制御ライブラリをC言語で開発しました。ゆくゆくは、先に書いたようなサーバーの死活監視と組み合わせて、監視対象のuptimeや可用性、トラブル状況の表示なんかができたら面白いかなぁと思っています。

所感

Raspberry Piシリーズのような、開発やプロトタイピングに使えるシングルボードコンピュータには昔から興味がありました。研究室から借りたものを試用する経験は過去にあり、自分でも欲しいと思っていましたが、学生のお財布には少し厳しく、「いつか買いたい」と思っていたものの中々購入できるタイミングは巡ってきませんでした。そんな折もあり、今回ラズパイをいただけたことは大変嬉しく思っています。

OSC福岡についても、コロナ禍で長らく現地開催が取りやめになっていたのを知っていました。沢山のIT系カンファレンスがオンラインで開催されていた数年間。時間や場所の成約を受けずに全国のイベントに自宅や大学から参加できることはとてもよい体験でしたが、オフラインならではの交流や催しがないのは残念なことでした。
コロナ以降初めてのオフライン開催となった今回のOSC福岡では、今回書いたラズパイのこと以外にも、多くの方々とお話させていただいたり、ノベルティやステッカーをいただいたり、懇親会に参加させていただくなど、オフラインだからこそできる経験の貴重さを再実感しました。

*1:もともとアクセスポイントとして使うための製品ではないから仕方ありません

*2:インターネット<-->ラズパイ<--UART-->端末 というつなぎ方です

最近辞書で引いた英単語

洋画や英語圏YouTube動画、英語の技術記事や英語版Wikipediaをよく見るのですが、わからない英単語が多いので電子辞書で都度調べています。辞書で引いただけだと忘れてしまうのでまとめてみます。

  • 定型文(決まり文句)や作品のタイトルなどは適宜斜体にしています。
  • 品詞や語義が複数ある単語については、私が遭遇した用例を選んで書いています。
  • 語義はジーニアス英和辞典第5版をベースに、一部俗語や専門語をリーダーズ英和辞典第3版(XD-G4900収録)で調べています。
  • 単語の末尾には品詞をつけています。ただし成句や定型文は除きます。
    (a) : adjective 形容詞
    (adv): adverb 副詞
    (n): noun 名詞
    (vt): transitive verb 他動詞
    その他: 俗語や口語などを注記(書き言葉でまれな用例; 普通の英和辞典に載ってないかも)

単語集

  • This is it!
    来たな、いよいよだな、といった意味。出番が来たときや、本番前などに使う表現。映画 "Home Alone" で、自宅に罠を仕掛けて待つケビンが、やってくる泥棒を察知したときに呟いたセリフ。
  • browbeat (vt)
    顔や言葉などで人を威嚇する、という意味。"Brilliant Jerks" について調べていた時に見つけた(→参考文献)。
  • mean-spirited (a)
    心の狭い、冷淡な、という意味。(→Brilliant Jerks)
  • oppressed (a)
    虐げられた、差別された、抑圧された、抑うつな、など。(→Brilliant Jerks)
  • humiliate (vt)
    人前で恥をかかせる、という意味。(→Brilliant Jerks)
  • productivity (n)
    生産性。発音のアクセントがわからなかったので調べた(「ティビティ」の部分に第一強勢)。
  • firsthand (adv)
    じかに、直接に、自分の体験に基づいて、など。at first hand ともいう。
  • remorse (n)
    悪い行いに対する後悔、自責の念、良心の呵責、など。 (→Brilliant Jerks)
  • guilt (n)
    罪悪感、自責の念、後ろめたさ、など。remorseと類似の意味かな?(→Brilliant Jerks)
  • charismatic (a)
    カリスマ的な、の意味。日本語と意味は似ているが、綴りがわからなくて最初読めなかった。
  • charming (a)
    魅力的な、チャーミングな。
  • regret (vt)
    後悔する、悔いる、など。remorse, guiltと似た意味だが、あちらは名詞に対してこっちは他動詞。同文脈で登場しがちな単語かも。
  • in advance
    前もって、あらかじめ。航空券予約サイトのWeb広告バナーで「前もって予約すれば3割引!」みたいな英文を見た記憶がある。
  • circumstance (n)
    ある出来事に関わる事情、酌むべき状況、など。YouTube動画の英文コメントで見たな...。
  • victim (n)
    犯罪などの犠牲者、被害者。"Home Alone" にて、融雪剤を撒く隣人を窓から眺めるバズたちが「彼は本当は殺人事件の犯人なんだ」とありもしない噂話をするシーンに登場。
  • No way!
    とんでもない、冗談じゃない、まさか、など。
  • on purpose
    故意に、わざと。文末に付け加えて使う。"Home Alone" にて、ケビンが頼んだプレーンチーズピザをバズがわざと平らげたんだ、とケビンが嘆く。
  • holus-bolus (adv, 口語)
    一気に、たちまち、一飲みに。どこで見た単語だか忘れた。
  • neat (a, 俗)
    すてきな、かっこいい。英語圏YouTube動画にて。
  • directory (n)
    住所氏名録、ビルなどの居住者案内板。コンピュータ用語でも使われるが本来の意味はこちら。
  • umbilical cord
    原意は「へその緒、臍帯」。宇宙飛行士や潜水士に酸素や電力などを供給する「命綱」といった意味としても使われる。飽和潜水について調べていて見かけた。

所感

私の記憶に残りやすいように、単語を知った経緯なんかも一緒に書いてみましたが、読んでたものや観てたものがモロバレですね。ついでに、普段英語にそこまで触れてないこともバレそう(笑)。もっと英語に触れる機会を増やしたいね。

参考文献

*1:時雨堂を支える採用 · GitHub で言及されてたので読みました

不調続き。

去年の12月くらいから日中ぐったりしていることが多く、外出したくてもほとんど出かけられず、週のほとんどを家で過ごしています。頭もぼんやりしていることが多く、調子が良いタイミングであればプログラミングをしたり文章を書いたりできるのですが、こうした頭を使う作業ができない日のほうが多いです。

ストレスを感じやすい体質で、疲れが抜けにくいこともあり、例年あまり調子が良くない日が多かったですが、5か月近くにわたって不調が続くのは想定外でした。

ゆっくりしていられる期間もそう長くはないですから、なんとか早いうちに心身の調子を整えたいのですが...。

とりあえず、体調を記録しておくと後々振り返ってみて役に立つかなぁと思ってこうしてブログに残してみます。